私が仕事で学んだ「掃除の常識」の話
六月病の対策003
実は常識が関係してくる
「どこまで掃除をやったら正解か?」
と言うのは難しい
掃除の正解は人によって違うからだ。
「来客が多い家」
「子育て中の家」
「高齢者のいる家」
「仕事」のように
場所の状況が違うし、
評価する人も違う。
だから、
掃除の常識も違う。
そして、
思った以上に
掃除状況を
第三者は見ている。
私は常識がなかった
退職した老人ホームでは、
介護より掃除の仕事の方が多かった。
そこで思い知った。
私は掃除の常識を知らなかった。
特に驚いたのが、
「綺麗にたたむ」
「綺麗に並べる」
「元に戻す」
という考え方だ。
私は、
片付いていればいいと思っていた。
しかし施設では違った。
物の向き。
置く位置。
収納場所。
すべてに意味があった。
掃除した箇所の
ものの配置が違っていたら
注意を受ける。
だから整然としたものの配置を
把握していなければいけない。
私はこの感覚を身につけるまで、
3か月から半年ほどかかった。
常識の掃除とは?
施設の掃除は、
「きれい好き」
とは少し違う。
目的がある。
- 利用者の転倒防止
- 介護施設の衛生基準
- 施設の景色が営業材料である
- 誰でも使える状態にする
つまり、
生活を維持するための仕組みだけでなく、
あらかじめ来客に対する
営業を意識した掃除が求められる。
だから、
掃除は気分ではなく、
ルールになる。
ただし、
これは施設の場合だ。
リアルな人付き合いと常識の修正
「ただしこれは施設の場合だ」
ということは
個人の場合は?
という話だが、
頻繁に友達の家に遊びに行ったり
友達が遊びに来たりする人は
多分わかると思うが、
常識というのは個人では成立しない。
人の家に遊びに行った時も掃除状況は見るし、
自分の家に来た時も見られている。
だから、意外と飲みの席で
「あいつの家は~」とか
ヒソヒソ言われたりする。
…わかっているなら伝えて欲しいところだ。
意外と人は、
生活常識が違っているので、
人の家に行って、
「綺麗だな」
と思ったら、
絶対にやっていることが違うから
観察する。
もしくは 聞くべきだ。
全体の掃除時間を知れ
掃除は思ったほど時間がかからない。
カーペット掃除。
フローリング掃除。
トイレ。
水回り。
風呂。
もちろん広さによる。
だが、
実際に測ってみると、
想像より短いことが多い。
ちなみに作業量も
案外少ない。
逆に、
面倒だと思っていた理由が
「想像が実作業を上回っていないか?」
ということだ。
妥協も大切
自分の妥協なく掃除をやったとして、
「それ毎日できるか?」というと、
色々な意味で現実的とは限らない。
別に大掃除をやれと言っているわけじゃないし、
時間的・コスト・仕事内容を考え、
妥協することも重要だ。
もちろん
日々の掃除は
確実に部屋や家を綺麗にしていく。
途切れない掃除
掃除で大事なのは、
一度きれいにすることではない。
続けることだ。
月に一度の大掃除より、
30分の掃除を続ける方が楽なこともある。
だから、
完璧を目指さない。
途切れないことを目指す。
部屋の乱れは心の乱れと言うけれど
「部屋の乱れは心の乱れ」
なんて説教をするつもりはない。
ただ、
現実問題として、
人は掃除の状態から
その人の常識を推測する。
飲みの席などで、
意外とそういう話題は出る。
もちろん、
それだけで人格が決まるわけではない。
だが、
掃除や片付けは、
他人から見える常識の一部だ。
だから私は
常識がなくて
仕事で苦労した。
でも振り返ると、
掃除そのものは難しくなかった。
私が苦労したのは、
掃除の技術ではなく、
掃除の常識だった。
元の位置に戻す。
綺麗にたたむ。
綺麗に並べる。
そういうことを知らなかっただけだ。
そして、
人は知らないことはできない。
だから、
「何でできないんだろう」
ではなく、
「何を知らないんだろう」
と考えてみる。
でもこれって、
場合によっては
学生でも身につく
常識だったんだ。
それを学び直すのは
ものすごく意味がある。
だから
「自分の人生を変えたい」
と思うなら、
まずは
そういう当たり前の部分を変えると
意外と一変するものだ。


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